9月頭、前橋商工会議所会館にて、群馬県行政書士会の「相談業務研修」が開催され、講師として登壇してまいりました。
会場はサクラというとても広いホールで、研修時間は3時間、近々相談員になる予定の方など、総勢38名の方が受講されていました。
研修の冒頭では、相談(対応業務)とは何か?について考えた後、コミュニケーションを語る上ではもはや欠かせない傾聴について、ワークを交えながら解説していきました。
また、傾聴をする上で共感が重要になりますが、共感を妨げるものとして自身のフレームを確認する作業や、共感と同感の違いなどについての解説も行いました。
研修の後半では、傾聴を実践する上で使える代表的なスキルを紹介しつつ、全員で練習も行ってみました。特に今回の新しい試みとして、「正しさ」と「わかりやすさ」がトレードオフになってしまうような状況を体感いただくワークと共に、正しさも大事だけれど、ご相談者の方が受け取れる内容や表現でないと意味がなくなってしまうことなども、お伝えさせていただきました。
最後に、相談員としてご自身が疲弊し過ぎてしまわないための注意点などもお伝えし、研修を終了いたしました。
終了後に、「家に帰って、まずは奥さんにこの内容を活かして会話してみようと思う」と仰ってくださった方がいて、とても嬉しく思いました。この内容は相談業務だけでなく日常業務のさまざまな場面にも活かせる知識やスキルであると感じているので、ぜひ色々な場面で活かしていただけたらと思っております。
また、この講座を昨年受講された方から、いい内容だからぜひ受けてみて、と言われてきてくださったという方もいて、本当に講師冥利に尽きる想いでいっぱいです。
ADRセンターで学び、経験してきた対話を促進する方法や、コミュニケーションスキルを、このように活かす機会をいただけたことをありがたく思います。
これからも色々なところで広めていけたら嬉しいなと思います!
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